~ 従来のロッドを用いた測定方法よりも迅速かつ高精度に測定が可能 ~

システム開発の目的と経緯

現在、鉄筋出来形計測作業は2名1組となり、スケール(メジャー)やノギス(鉄筋径を測るものさし)を用いて、鉄筋径と配筋間隔の計測をしています。また、エビデンスとして各寸法を撮影し、鉄筋出来形計測調書を作成しています。

特に鉄筋を区別するマーキングや配筋間隔を示す標尺の設置等の事前準備に多くの手間と時間を費やしていました。そこで鉄筋出来形検測の一連作業の省力化を目的に、3次元情報を計測することが可能なシステムの開発し、本工事において試行します。

リアルタイム鉄筋出来形検測システムの概要

本システムは、通常、デジタルカメラ等に使用され色彩を判別する事が可能なRBG (Red Green Blue)カメラと、対象物に反射した光が反射して戻ってくるまでの時間から距離を計測できるデプスカメラを活用したものです。2つのカメラで撮影した画像を合成することで、鉄筋径と配筋間隔の計測を行います。

デプスカメラとは

デプスカメラとは、レーザー光を対象物に当て、はね返ってくるまでの時間で対象物との距離を計測するカメラのことです。近くにあるものは短い時間で、遠くにあるものは長い時間で光がはね返ってくるため、物同士の位置関係を把握することができます。

本システムはデプスカメラを利用することにより、RGB カメラだけでは判別が困難であった多段配置された鉄筋においても、的確に対象の鉄筋を抽出して計測することが可能です。計測結果はデータとして記録し、検査写真を自動作成します。高度な技術を要さないため、誰でも容易に計測できるようになり、人手不足解消に貢献します。

鉄筋出来形自動検測システムの効果

検測作業における施工管理者の延べ拘束時間

本システムはデプスカメラを搭載したタブレット等で撮影するだけで、鉄筋径・配筋間隔の計測及び帳票作成までをリアルタイムで自動出力できるため、従来の計測方法に対して施工管理者が検測作業に拘束される時間が2分の1に縮小できると考えております。

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